ここのところ、また新しい曲作りにハマっています。
気がつくと、
同じフレーズを何度も聴き返していたり、
ほんの少しの音の違いを調整していたり。
そして
「よく眠れる音って、なんだろう?」
そんなことを、ずっと考えています。
音を足すほど、眠れなくなることがある
最初は、
「もっと心地よくしよう」と思っていました。
少し音を足す。
少し変化をつける。
少し豊かにする。
でも、不思議なことに
音を足せば足すほど、
どこか眠りから遠ざかっていく感じがあったんです。
いい音のはずなのに、
なぜか落ち着かない。
その違和感が、ずっと残っていました。
「眠りのボサノバ」を作りながら考えていること
最近は、
「眠りのためのボサノバ」を作っています。
ボサノバって本来、
とても心地よくて、やさしい音楽なんですが、
そのままだと、
気持ちよすぎて
つい聴いてしまうんですよね。
心地いい。
でも、意識が曲に引っ張られる。
そこをどうやって越えていくか。
リズムを、ほんの少しだけほどいてみたら。
音の隙間を、少し広げてみたら。
メロディーを、あえて主張させなくしたら。
そんな調整をしながら、
「聴かれない音楽」- 静寂の音- に近づけていく感覚を探っています。
眠れる音は「何も起こらない音」に近い
いろいろ試していく中で、
少しずつ見えてきたことがあります。
それは、
眠れる音って、
「何かを聴かせる音」じゃないんだな、
ということ。
メロディーを追わせない。
展開を期待させない。
盛り上げない。
ただ、そこにある。
気づけば流れていて、
気づけば意識から離れている。
そんな音の方が、
人は自然に眠りに近づいていく。
自然の音が心地いい理由も、そこにある気がする
波の音、
風の音、
虫の声。
自然の音って、
ずっと聴いていられるのに、
ずっと聴こうとはしないですよね。
あれはきっと、
「意味を持たない音」だから。
意味がないから、
考えなくていい。
理解しなくていい。
追いかけなくていい。
だから、脳が休める。
眠りは、「整える」ものではなく「ほどける」もの
曲を作りながら、
もうひとつ感じていることがあります。
それは、
眠りって、整えるものじゃなくて、
ほどけていくものなんだな、ということ。
無理にリラックスしようとしなくてもいい。
ちゃんと眠ろうとしなくてもいい。
少しずつ、力が抜けていく。
その流れの中で、
自然に眠りが訪れる。
音もきっと、同じで。
何かを足すより、
何かを減らしていく。
そんな方向に、答えがある気がしています。
ONAIRの音は「眠らせる音」ではなく「終わらせる音」
ONAIRで作っている音は、
「よく眠れる音」を目指しているというよりも、
一日を、静かに終わらせるための音
を目指しています。
頑張っていた時間から、
少しずつ離れていくための音。
何かを考える時間から、
そっと抜けていくための音。
その先に、
自然に眠りが来てくれたらいいな、と。
よかったら、今夜どこかで流してみてください
もし、眠れない夜があったら。
何かをしようとする代わりに、
ただ音をひとつそっと置いてみる。
それくらいでも、
十分かもしれません。
ONAIRの「快眠用サウンドパスポート」も、
そんな夜のために用意しています。
▶ 快眠用サウンドパスポート
https://www.onairsp.com/sleep/
最後に
よく眠れる音って、
まだはっきりした答えはありません。
でも、
何も起こらないこと。
意味がないこと。
ただ流れていること。
そのあたりに、
ヒントがある気がしています。
今夜も、
少しだけ、力が抜ける時間になりますように🌙